ガチャベルト再生産しました。
ベルトテープ部分と、バックルと繋ぎ合わせるパーツを綿100%の生地を使用して製作したガチャベルトです。DURAFLEX社製のプラスティックバックルを使用しています。2013年よりDIYで製作している製品となります。
ブログを移行して説明が消えてしまったので、再度製品説明させてもらいます。




全色の写真はないのですが、ブラック、ネイビー、ブラウン、カーキ、カモフラ、タイダイ、グレーストライプ、ネイビーストライプの8色展開になります。ブラック、ネイビー、ブラウン、カーキ、カモ、タイダイ色は帆布生地、グレーストライプ、ネイビーストライプはヘリンボン生地を使用しています。厚みはどちらの素材も変わりません。
タイダイ色は帆布生地の白をDIYで後染めしたものです。染めた後に裁断→縫製する手順で、それをベルト仕様に10cm程度に裁断します。柄、色が偏り過ぎない様サークルと呼ばれる中心から渦巻き上に染色する方法をとりました。ですがタイダイ染めは均一な柄ではないので、裁断した場所により一点一点配色、色合いは異なります。
バックルと繋ぎ合わせるパーツは全て黒の帆布を使用しています。

ベルト裏に隠しファスナーポケットを縫い付けてあります。表から見て縫い付けてある事が分からないよう縫製しています。詳しくはDIY ARCHIVESにて説明しています。おまけのようなディテールですが、デニムパンツのウォッチポケットのように付いていれば便利に使える時もあるかなと。使い方はそれぞれあると思います。
生地で製作しているので、使い込むと経年変化、色落ちが起こります。利点としてはネットに入れて洗濯も可能です。僕は夏にベルトまで濡れる程汗をかく仕事をしている為、度々洗濯するのでワークパンツに装着したままネットに入れて洗濯していました。ですが上記のように洗濯をすると経年変化が早く起こりますので、そのような外観になってしまうのが気になる方はその点を考慮して購入をご考え下さい。

ワークパンツ等に相性が良いと思います。僕もその組み合わせで使用しています。
元々15、6年前にDURAFLEXバックルを使用したベルトを譲り受けて、ディッキーズ等のワークパンツに装着して使い続けていたのですが、3年程前にバックルが壊れてしまい同じような製品を探していましたが、当時DURAFLEXバックル自体を使用しているガチャベルトがほとんど無かったので、自分で製作する事に至りました。
服ではオリジナルのディテール(設計、縫製方法)を見つけ出す事が難しく(見つけても無駄なディテールが多い)、既存のディテールを組み合わせてのオリジナリティーディテールが限界だと現状思っているのですが、ベルトやカバンなど人体のメインではないアイテムではオリジナルのディテールを見つけ出す事は比較的に簡単で、今回はバックルの形状にどのように生地のベルトを接続するかと、折紙の折り方を設計(パターン)的に考えていたら(入り口巾、生地の厚み、ベルト用テープではないなど)、必然的にオリジナルのディテールに辿り着けました。
プロダクトに偶発的なオリジナルはないので、クラフトが出来ないとバックルを変える、ベルトの色を変えるなどすぐに書き出せる程のデザイン数の中から選んで組み合すという編集的なデザインしか出来ません。自分は編集ではなくオリジナルもしくはオリジナリティーのある物を出来れば組み込みたいと考えているので、服の方でもそういった点をクラフトして探しながら制作しています。
現在2000円+税で販売させてもらっていますが、輸入パーツの値上げにより今後販売価格が変動してしまう可能性がありますが、出来るだけ2000円前後で販売出来るようにと考えています。
2013年に製作し始めてから現在までで200個以上の生産をする事が出来ました。
昨今ガチャベルトが流行していますが、いつ、誰が、何の為に制作したかが大事だと思います。流行はコンテクストがなく、製作者側も皆同じ所に集まるので良くはないと思うのですが、文脈を作るもしくは更新する為に今後も継続して製作していきたいと思います。よろしくお願いします。